健診センターで働いている看護師が最もメリットに感じる点は、夜勤がないことでしょう。
健診センターは病気を抱えている人よりも健康な人が受診する場合がほとんどです。そのため、病棟とは違い24時間対応での看護業務はなく、基本的に8時や9時から始業し、終業は17時、18時というような一般的な会社員と同じ時間帯での勤務が可能です。
さらに、受診者のほとんどが予約であるため、突発的な業務や対応の発生が少なく、残業もほとんどありません。終業後の自分の時間を大切にしたい方や、家事や育児と両立しながら看護師として働きたい方にとってはとても働きやすい環境といえます。
施設によっては土曜出勤が発生する場合もありますが、基本的に日祝日はカレンダー通りに休みがとれる点もメリットでしょう。お盆休みや年末年始などの長期休暇もしっかりと取得できる施設がほとんどなので、家族や友人との時間も比較的合わせやすいです。
お休みや残業、夜勤がない点に加えてメリットとして挙げられる特徴が、精神面での負担が少ないという点です。疾病を持つ患者さんと接することが基本となる外来や病棟の看護師と比べ、検診センターでは健康な人と接するため、直接病や命と向き合うということがありません。その分プレッシャーも少なく、精神面での負担は少ないようです。
さらに、体力面での負担も非常に少ない看護業務といえます。患者の身体介助の業務がないため、力仕事がなく体力的な消耗が少ない点も長く続けやすいメリットの一つです。